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不定期メモってとこかな?


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葬儀に際し感じたこと

年末に父が亡くなりました。
最後の数年間は、特別養護老人ホームで、お世話になっていました。
体調に異変が発生し、すぐさま病院へ搬送されました。
タイミングが悪く、休診のため宿直医しかおりませんでした。
緊急対応はして戴いたようですが、失礼な言い方ですが、
専門医でないことから、対処が十分であったかはわかりません。
父も活動的だった頃から比較すると、体力も体重もかなり落ち、別人の様相でした。
この弱った身に延命処置を施してもらうのは、あまりにも酷な気がして、
母や兄弟とも相談し、延命処置をして戴くことは取りやめました。
(このあたりは死生観にもよると思います)

振り返ると父は、若い頃から独立心が旺盛で、精力的に行動をする人でした。
自分自身の判断で何事も行動する人。よく考えれば、当たり前で基本だと思います。
ただ家族など周りの人間は、我慢や、反発などがどうしても生まれてしまいます。
好き勝手に、がむしゃらに生きてきた父とは、残念ながら深い話はしないままでした。
顔を合わせると、お互いに言葉の戦争になるので、できなかったのです。
最晩年に、自分の意志だけでは生きていくこともままならない状態で、
人様の手を借り、気遣われながら生きていました。
父からすると不本意だったかもしれません。

こういう今までの生き方とは真逆の人生を歩むことで、
本人が何か学ぶのかなとも思います。また、他人にも知らしめるのかなとも思います。
私は、こういう介護されている弱った状態の父を見るのがとても厭で、残念で、
現実逃避をして、一回しか訪問しませんでした。
心の奥底に、強く元気な父を思い描いていて、そのギャップを認めたくなかったのです。

幼稚園の頃、父方の祖父の葬儀に参列したのが記憶に残っている最初の葬儀でした。
2代の葬儀に参列して、次に自分の番を考えました。
肉体は遺伝子を運ぶ船といわれます。
外見が似ているなどは、それが判るいい例かもしれません。
実際年齢を重ねることで、亡き父に似てきたといわれるようになっています。
それは逃れられないことです。
そのことに昔は近親憎悪みたいな部分がありました。
今は、自分も遺伝子を運ぶ船として、次に連なることができています。
そのような中で、今を生き、様々な問題や障害に対処しながら、
考えて行動し、喜びや感動を味わえることができるのは、
生を受けた醍醐味に他なりません。
そんなことを葬儀の中で感じてしまい、父や祖父、先祖に対して、感謝の気持ちが湧いてきました。
父母に対して、この世にいだしめて戴きありがとうと、素直に思えてしまいました。
私にとって父の葬儀は、悲しみではなく、感謝の気持ちに溢れるものでした。
by imagine-creative | 2009-01-07 11:51 | 考える人